軽井沢の定番ルート攻略

軽井沢の定番ルート攻略
美しい自然が広がる軽井沢


軽井沢の概況

別荘地として名高い軽井沢

地理と歴史

軽井沢は長野県東部、群馬県との県境に位置する標高約900~1000mの高原リゾート。面積は156.03平方キロメートル、常住人口は19,188人(2021年国勢調査)。
「軽井沢の父」と呼ばれる英国聖公会宣教師、A.C.ショー(カナダ生まれ)が1886年(明治19年)にこの地を訪れ、その自然と気候に魅了されて以来、軽井沢は海外にも広く紹介されるようになりました。
1964年の東京オリンピック(第18回大会)では馬術競技、1998年の長野冬季オリンピックではカーリング競技が開催され、年々多くの外国人観光客が訪れる国際的な避暑地として発展。2019年(平成30年)には約871万人の観光客が訪れ、日本を代表するリゾート地の一つとして知られています。

文豪・財界人の別荘地

軽井沢駅

1888年、A.C.ショーが軽井沢に初の別荘を建設して以来、ゴルフを通じた社交を好む財界や文化人など多くの著名人がここに集い、数多くの別荘建築が残されています。


1. 軽井沢駅周辺

軽井沢駅旧駅舎記念館

アクセス

東京駅から北陸新幹線で約1時間10分。駅前には軽井沢町内行バスや草津・群馬方面行の西武バスなどが発着。

  • 軽井沢駅旧駅舎記念館:北口側にあり、歴史ある駅舎を見学可能。
  • 南口方面:プリンスショッピングプラザやプリンスホテル・スキー場への無料シャトルバスが発着。
  • 北口方面:軽井沢本通りに出ると、軽井沢ニューアートミュージアムや観光会館、聖パウロカトリック教会などにアクセスしやすい。

駅周辺の施設

レンタル自転車
  • 北口を出て右手にコインロッカー、左手には「軽井沢駅旧駅舎記念館」。構内にはイタリアンレストランや改札口付近に待合スペースがある。
  • 駅前にはレンタサイクル店も複数あり、普通自転車は1日950円程度、電動自転車やタンデムバイクも選べる(手荷物は無料で預かり可)。

2. 軽井沢ニューアートミュージアム(NEW Art Museum)

軽井沢駅から徒歩約10分、自転車ならわずか4分の距離にある「軽井沢ニューアートミュージアム(NEW Art Museum)」は、2012年に開館した現代美術を中心とした美術館です。館内は無料エリアと有料エリアに分かれ、1階では日本の現代画家の作品が展示され、気に入った作品を購入することも可能。2階では企画展が開催され、訪れるたびに新たな芸術に出会えます。

屋外には、フランスの現代美術作家ジャン=ミシェル・オトニエルによる“ハートのオブジェ”が設置され、フォトスポットとしても人気。また、建築家・隈研吾が手がけた「白樺林の中の教会」も敷地内にあり、結婚式の会場としても利用されています。

軽井沢ニューアートミュージアム
軽井沢ニューアートミュージアムの公式サイト。展覧会・イベント情報、所蔵作品紹介、ショップ・レストランご利用案内など。

3. 旧軽銀座(旧軽井沢銀座)

軽井沢を訪れたら外せないのが、「旧軽銀座(旧軽井沢銀座)」と呼ばれる商店街。明治時代から発展したこのエリアには、老舗の店舗から新しいショップまでが並び、食べ歩きやお土産探しを楽しむのに最適です。

周辺の見どころ

  • 聖パウロカトリック教会
     三角屋根と尖塔が特徴の教会で、建築家アントニン・レーモンドによって1935年に建設されました。堀辰雄の小説『木の十字架』にも登場し、軽井沢のシンボル的存在となっています。
  • 軽井沢ショー記念礼拝堂
     宣教師A.C.ショーを記念する礼拝堂で、日本聖公会中部教区の教会としても知られています。1895年に建築され、何度かの改修を経て現在に至ります。
  • 旧三笠ホテル(現在改修工事中)
     明治時代に開業し、“軽井沢の鹿鳴館”と称された格式あるホテル。現在は改修中のため内部の見学はできませんが、歴史を感じる建物の外観を見るだけでも価値があります。

また、旧軽銀座には観光情報の拠点となる軽井沢観光会館があり、2階には無料で見学できるミニ鉄道博物館が併設されています。散策の休憩スポットとしても便利です。

軽井沢観光会館

軽井沢観光会館
軽井沢観光協会 | 軽井沢で少し贅沢な時間を
軽井沢観光協会公式サイト。観光スポットから宿泊施設、飲食店、モデルコースやイベント情報などを発信し、軽井沢の魅力を伝える総合観光サイトです。せわしない日常を離れて、ようこそウェルネスリゾート軽井沢へ。

旧軽銀座散策の情報拠点。2階にはミニ鉄道博物館(無料)もあり、散策途中の休憩スポットとして重宝。


4. 軽井沢ショー記念礼拝堂

軽井沢ショー記念礼拝堂

宣教師A.C.ショーを記念する礼拝堂であり、日本聖公会中部教区の教会でもある。1895年に建てられた木造の建物を何度か増改築・修復して現在に至る。

軽井沢ショー記念礼拝堂 – 日本聖公会 中部教区

5. 聖パウロカトリック教会

三角屋根が特徴的な聖パウロカトリック教会

三角屋根と尖塔が特徴的な教会。アメリカ人建築家のアントニン・レーモンドにより1935年に建設され、軽井沢のシンボル的存在に。堀辰雄の小説『木の十字架』にも登場し、挙式会場としても人気。


6. 軽井沢千ヶ滝温泉

千ヶ滝温泉

「軽井沢駅」から西武バスで約21分(片道600円)で行ける千ヶ滝温泉は、弱アルカリ性の泉質で美肌効果が期待できる温泉。露天風呂や遠赤外線サウナが充実しており、旅の疲れを癒すのにぴったりです。
営業時間:12:00~21:30(土日祝は10:30~22:00)


7. 高原教会

独特なデザインで目を引く建物
高原教会では幻想的なライトアップがされます

大正10年、北原白秋や島崎藤村など文化人が集い「芸術自由教育講習会」を開催した場所としても知られる教会。歴史ある教会精神が受け継がれ、若いカップルが挙式に利用することも多い。

  • 夜のライトアップ:教会庭園は自由に散策でき、毎週日曜にはキャンドル礼拝が行われる。クリスマス期間の特別キャンドル礼拝は予約が必要。
軽井沢高原教会|星野リゾート 軽井沢ホテルブレストンコートの結婚式
軽井沢高原教会は澄みきった空気と美しい自然に包まれた軽井沢で90年以上の歴史を持ち、多くの人々の幸せを見守り続けてきた教会です。木の温もりを感じる教会内には、大きな窓からやわらかな光が降り注ぎ、長く親しまれてきた教会ならではのあたたかな空気に満ちあふれています。

8. 雲場池(くもばいけ)

雲場池に流れる小川

軽井沢の四季を楽しむなら、「雲場池」は外せません。池の周囲は約1km、徒歩20分ほどで一周でき、新緑の春や紅葉の秋には特に美しい景色が広がります。池の周囲には高級別荘が点在し、洗練された建築と自然の調和を楽しむことができます。


9. 星野エリア「トンボの湯」

概要

星野リゾート内にある「トンボの湯」は、宿泊者以外でも利用可能な日帰り温泉。100年以上の歴史を持つ「星野温泉」の源泉を使用し、加水や循環をせずに提供される湯は、疲労回復や美肌効果が期待できます。北原白秋や与謝野晶子といった文化人にも愛された名湯で、湯上りに味わうソフトクリームやビールもまた格別。

温泉の特徴

百年の歴史をもつ「星野温泉」の源泉を加水・循環なしのかけ流し方式で提供。かつては北原白秋や与謝野晶子などの著名文化人も愛したとされ、慢性腰痛や疲労回復、美肌効果が期待できる。湯上りに味わうソフトクリームやビールもまた格別。


10. 軽井沢・プリンスショッピングプラザ

軽井沢・プリンスショッピングプラザ

軽井沢駅南口すぐに広がる「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」は、約240の店舗が揃うアウトレットモール。レディース・メンズファッションはもちろん、子ども用品や雑貨、ジュエリー、レザー製品など、幅広いショッピングが楽しめます。

さらに、広々とした芝生エリアやフードコートもあり、ファミリーで訪れても楽しめる施設です。

お得なクーポン情報!
インフォメーションに立ち寄ると、特定の店舗で利用できる割引クーポンがもらえることもあるので、ショッピング前にチェックするのがおすすめです。

軽井沢・プリンスショッピングプラザ
軽井沢駅南口側の広大なエリアに展開するショッピングモール。自然豊かなロケーションの中に、有名ブランドのアウトレット、インテリア、雑貨、アウトドアなど約200もの多彩なショップが揃っています。

旅のヒント

  1. 冬の軽井沢は昼夜の寒暖差が大きい
    手袋やマフラー、帽子など防寒対策を万全に。
  2. ホテル送迎バス
    軽井沢駅からのシャトルバスは、事前予約が必要な場合が多いので要注意。
  3. 旧軽井沢銀座商店街のトイレ事情
    • 入口近くの郵便局裏に無料トイレあり。
    • 商店街内の店舗にはトイレがないところが多く、観光会館やChurch Streetで利用する場合は100円かかる。
  4. 軽井沢・プリンスショッピングプラザでクーポンゲット
    まずインフォメーションに立ち寄ると、お得な割引クーポンがもらえる可能性あり。

軽井沢の大自然や歴史的建造物、ショッピングモールや温泉など、多彩な魅力を存分に楽しめるルートをぜひ満喫してください。東京から新幹線でわずか約1時間10分の好アクセスで、日帰りや週末旅行にもぴったりのリゾートです。